「未来の年表」を読んで

タケアキ(@takeakikato)です

 

今回読んだ本はこれです

 

本の紹介

未来の年表  人口減少日本でこれから起きること
河合雅司 著

 

表紙から既に不安にさせられることが書いてあります。。

この本、内容が日本が抱える大きな問題なだけに

80%くらいは読んでて暗くなる本です笑

暗いまま終わったら「なんだよこの本!」と思ったでしょうが残り20%は明るいというかちゃんと処方箋(という表現で記されている)を与えてくれます。

結果読んでとてもよかったと思ってます。

 

著者の紹介

河合 雅司

(photo by “現代ビジネス“)

  • 1963年、名古屋市生まれ。
  • 産経新聞社論説委員、拓殖大学客員教授、大正大学客員教授。中央大学卒業。
  • 専門は人口政策、社会保障政策。
  • 内閣官房有識者会議委員、厚労省検討会委員、農水省第三者委員会委員などを歴任。

(新潮社 著者プロフィールより)

人口政策を専門にされている方ですね。

 

内容(概要)と感想

 

  • 日本の人口は100年も経たないうちに5000万人ほどに減る
  • 既に4人に1人が高齢者という「超高齢化社会」
  • 少子化+高齢化は別問題
  • 高齢者の高齢化が進んで行く
  • 少子化による人材不足が各分野で進んで行く。介護や医療も
  • 団塊ジュニア世代が70代を迎える2040年代初頭が日本最大のピンチ
  • 日本は従来の成功体験と決別し、戦略的に縮むべき

 

最初にも書いた通りこの本の80%は「いかにして日本がピンチを迎えるか」を数値データを用いて淡々と記されています笑

これは概要として何をピックアップしたらいいかわからないほど多岐にわたっていて、著者もあとがきで↓のように語っています

人口減少問題を語るということは、とてつもなく巨大な未知のモンスターに接した人が、その姿を人々に伝えるようなもので、どんな語り口で説明しようとしても語りつくせない(「結びに変えて」より)

とても上手い表現をされていると思いました。十分語ってらっしゃいますけどね

でも著作内の第2部では「10の処方箋」として日本がこれから具体的に取り組むべきことを具体的に記されています。

中でも「イタリアモデル」として少量生産・少量販売の方向に転換していくべき、そのために働き手一人ひとりの生産性を高めて個々の稼ぐ力を上昇させていく。さらにはイノベーション(技術革新)を起こすために起業を増やしたり、失敗を恐れずに挑戦できる社会を実現しなければならないという意見はとても納得しました。

 

一点気になったのは

あくまでも日本国内の閉じた世界観の中で起こる日本の問題、それの解決法という目線で書いてらっしゃる印象を受けたのですが、「レイヤー化する世界(佐々木俊尚著)」のようなインターネットの普及によってあらゆる境目が曖昧になっていく世界、国境や国家という概念が今のものとは違ったものになっていく可能性については言及されていないのですが、僕個人的にはそういった「国が抱える問題さえもグローバル化していく」状況はあり得ると思います。

それがこの人口問題を解決するわけではないですが、現時点での人々の思考と20~30年後の人々の思考はかなり違うんではないかと(移民に対する反応とか)、それがこの問題を解決する上での選択肢として今現代では受け入れられないような解決策が浮上してくる可能性もあるのではないかなと思いました。

 

とにかく!僕はあんまりこういう危機感煽られる系の本は敬遠して読んでこなかったのですが、今回とても勉強になりました。

お勧めします

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA